大阪府立今宮工科高等学校 定時制の課程 科学部活動紹介

 

2020年10月4日


定時制高校科学部3校合同実験がやっと実現


待ちに待った定時制高校科学部の合同実験をやっと行うことができました.

新型コロナ感染症対策のための休校措置が解除されたのは6月に入ってからでした.

クラブ活動を再開できたのは, 6月15日の通常授業に入ってからです.

zoomを使って3校合同部活動を行ってきました.

各校とも微小重力発生装置を備えており,これを用いて反磁性物質の磁気分離実験を計画して実行しています.

放課後のクラブ活動の時間に zoomで各校の実験室をつなぎ,実験方法について画面を見ながら教え合ったり,

実験結果について情報交換したりしてきました.

各校の定期考査の時期がずれてしまい,やっと10月になってリアルの合同実験を行うことができました.

この日までに,各校でそれぞれ異なる磁気回路を用いて同じ反磁性試料を使って実験をしました.

その結果を持ち寄って,最も効率のよい磁気回路を使って,新たな試料を用いて実験を行いました.


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2020年7月12日


JpGU-AGU Joint Meeting 2020(日本地球惑星科学連合&アメリカ地球物理学連合 合同大会2020)参加

「研究奨励賞」「優秀ポスター賞」の2賞を受賞


今年はオンラインで行われたJpGU2020.

高校生によるポスター発表において,今宮工科高等学校(定)科学部,大手前高等学校(定)科学部,春日丘高等学校(定)科学部の

3校共同研究の発表が,「研究奨励賞」「優秀ポスター賞」の2賞を受賞しました.

テーマは「固体版クロマトグラフィ」をめざして 〜微小重力を用いた磁場勾配による固体粒子の分離と非破壊同定〜です.


結果発表はこちらへ


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2020年7月2日


微小重力発生装置が完成


放課後,こつこつと作り上げてきた微小重力発生装置がやっと完成しました.

落下棟の枠組みは2×4木材を使って作りました.

約2mの高さに設置した電磁石に落下カプセルをとりつけ,電磁石の電源を切ってこの落下カプセルを自由落下させます.

落下カプセル内に,わずか0.5秒ですが,10-3Gレベルの微小重力空間を作り出すことができます.

この装置を用いて,様々な微小重力実験を行っていく予定です.

まずは,反磁性磁化率の測定という実験テーマがあるのでそれに取り組みます.

また,重力可変装置の製作にも取り組んでいく予定です.


活動風景1活動風景2落下装置